屋根工事で使用されるルーフィングとは?しくみと重要性を解説
2025/01/05
こんにちは!杉山工業です。私たちは神奈川県南足柄市に拠点を構え、屋根や外壁の改修に加えて内装や水回りの工事も手がけています。住まいの改修で環境や特性を考慮しながら建物の劣化を改修しつつ、美観と耐久性を追求している会社です。本日は、屋根工事で使用されるルーフィングについてお話していきます。ルーフィングとは屋根工事に使用されている防水シートのことですが、このルーフィングは屋根の防水性を高める重要な役割をしています。ここではルーフィングの効果や重要性について解説していきます。
目次
ルーフィングとは
ルーフィングとは屋根材の下に敷く防水性のあるシートのことで、住宅の屋根の防水において重要な役割を担っています。紙材にアスファルトを浸してコーティングしたアスファルトルーフィングや、アスファルトの他に合成ゴムや合成樹脂を混ぜて性能を向上させた改質アスファルトルーフィングなどがあります。
ルーフィングの重要性
台風などの許容範囲を超える大雨や強い横雨を屋根材だけで防ぐことは難しく、屋根材とルーフィングを組み合わせることで屋根の効果を最大限に発揮することができます。瓦屋根やストレート屋根などの一般的な屋根材にはどうしても隙間が生じるため、一定以上の風雨を受けると構造上の隙間から雨水が屋根材の下へと入っていってしまいます。ルーフィングは雨水が屋根裏に侵入することを防ぎ、雨水を軒先へ流すという機能を持っています。そのためルーフィングを使用していなかったり劣化して破れてしまったりしていると、侵入した雨水が軒先へと流れずにそのまま屋根裏に侵入してしまいます。そうすることで内部の野地板や梁などが腐食したり劣化してしまい、雨漏りを引き起こすことに繋がるのです。
ルーフィングの種類と特徴
・アスファルトルーフィング
厚みのある紙材にアスファルトを染み込ませて作られる最もポピュラーなルーフィングです。比較的安価で普及率が高いですが、およそ8~10年で防水機能が低下するためこまめなメンテナンスが必要となります。また、破れやすいという特徴もあります。
・改質アスファルトルーフィング
改質アスファルトルーフィングはアスファルトルーフィングとほぼ同じ原料で作られていますが、アスファルトだけでなくポリマーや合成ゴムなどを含有しているためより耐久性の高いルーフィングシートです。商品によって異なりますが、アスファルトルーフィングの約2倍の耐用年数があると言われています。
・透湿防水ルーフィング
湿気を逃す機能を持ったルーフィングシートで、湿気を逃がすことで野地板の劣化を防ぐなど住宅内部の傷みを進行しにくくする効果があります。防水性にも優れ、耐用年数が約50年と非常に長いことが特徴です。
・高分子系ルーフィング
塩化ビニルを原料としたアスファルト以外のルーフィングシートで、軽量で破れにくいという特徴があります。紫外線の影響で劣化をしてしまうことがあり、耐用年数は15~20年程度と言われています。
・粘着層付きルーフィング
粘着層付きルーフィングは貼り付け面が粘着シートになっており、ホッチキスなどの道具を使用せずにそのまま下地に貼り付けることができるルーフィングシートです。密着性と防水性が高く、耐用年数は30年程度と比較的長いのが特徴です。
まとめ
屋根工事で使用されるルーフィングについてお話させていただきました。ルーフィングは屋根材の下に設置する防水シートで、住宅を雨漏りなどから守る重要な役割を担っています。ルーフィングにはさまざまな種類がありそれぞれに特徴が異なるため、用途に合わせて選択することが重要です。そのため屋根工事を検討中の方は、専門の業者に相談して適切な素材のものを使用すると良いでしょう。
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