屋根工事におけるカバー工法とは?工事方法やメリットを解説
2025/01/14
こんにちは!杉山工業です。私たちは神奈川県南足柄市に拠点を構え、長期間暮らしを支える屋根となる高品質な屋根工事を行っております。屋根の状況をしっかりと確認して劣化部分や問題個所を見逃さないように注意を払い、使用する素材の品質や仕上がりの耐久性を重視した施工を心がけています。本日は、カバー工法についてお話していきます。カバー工法は既存の屋根を撤去せずに工事を行うため、費用や工期を抑えることが可能になります。ここでは、カバー工法のメリットなどについて解説していきます。
目次
カバー工法とは
カバー工法とは現状の屋根材の上から新しい屋根をかぶせる方法で、既存の屋根の上にルーフィングシートという防水シートを貼ってその上に軽い金属の屋根を設置していきます。塗装によるメンテナンスよりも長持ちし既存の屋根を解体したり処分する手間が省けるため、比較的コストを抑えられるだけでなく廃材も少ないエコな工法ともいえます。既存の屋根がストレート屋根、金属屋根、アスファルトシングル屋根の場合には、このカバー工法による工事を行うことが可能です。
カバー工法のメリット
葺き替えに比べて費用が安い
カバー工法は既存の屋根材を残したまま工事を行うため、屋根材の撤去費用や廃材の処分費用などがほとんどかからずコストを抑えることが可能です。屋根材の処分には費用がかかってしまうので、既存の屋根材をそのまま使用するカバー工法は経済的で、ゴミの排出も抑制できる方法だといえます。
工期が短い
解体、撤去の工程がほとんどないことは、工期を短縮することにも繋がります。葺き替え工事の場合は既存の屋根を撤去してから新しい屋根を取り付けるため工期が長くなってしまいますが、カバー工法はそのまま屋根を取り付けるため葺き替え工事よりも短い日数で工事が可能です。工期が短くなることで職人が稼働する日数も短縮することができるため、人権費が抑えられて結果的にコストの削減にも繋がるのです。
防音性、断熱性、防水性が高まる
カバー工法によって屋根が二重構造になることで防音性が高まり、大雨や台風のときでも雨音が響きにくくなります。また既存の屋根と新しい屋根の間に空気層ができることで外からの冷気の侵入を防ぐことができ、断熱性を高めることができるというのもポイントです。さらには屋根を重ね合わせることで防水効果が高められ、雨漏りの防止も期待できるのです。
カバー工法の注意点
瓦屋根の場合には、カバー工法を行うことができないため注意が必要です。瓦屋根は、波型の形状であったり厚みがあるために上から屋根をかぶせるカバー工法は向いていません。またカバー工法は屋根を重ねるために重心が高くなったり新しい屋根の分重さが加わるため、耐震性に影響を与える可能性があることも注意しなければなりません。屋根材の劣化が進んでいる場合や下地が劣化している場合には修繕が必要なため、カバー工法ではなく葺き替え工事が必要になってくるでしょう。
まとめ
カバー工法についてお話させていただきました。カバー工法は屋根材の撤去費用や廃材の処分費用がかからないため、費用を抑えることができるというメリットがあります。また、屋根が二重構造になることで防音性や断熱性、防水性が高まるといった利点もあります。その一方で、重心が高くなったり重さが加わることで耐震性を損ねてしまうというリスクもあります。また屋根材の劣化が進んでしまっている場合にはカバー工法ではなく葺き替え工事を行う必要があります。カバー工法のメリット、デメリットをきちんと理解したうえで、最適なメンテナンス方法を選択してみてください。
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