屋根工事と板金工事の違いとは?板金工事の特徴を解説
2025/01/16
こんにちは!杉山工業です。私たちは神奈川県南足柄市に拠点を構え、屋根工事を通してお住まいを支える柔軟で幅広い施工を行っております。本日は、屋根工事と板金工事の違いについてお話していきます。板金工事とは金属の薄板を使用した工事で、建設業の中では板金工事業と呼ばれています。近年ではガルバリウム銅板のように耐久性の高い建材の評価が上がり、板金工事を行う職人の仕事の幅は広がっています。ここでは板金工事とはどういうものなのかということや屋根工事との違いについて解説していきます。
目次
板金工事とは
板金工事とは金属の薄板を加工して工作物に取り付けたり、金属製の付属物を建物に取り付けたりする工事のことをいいます。建設業の業種の一つで、金属建材の工事を担います。板金工事には屋根の金属板葺き工事、雨樋の取り付け工事、外壁の水切り工事などがあり、金属板を切断や折り曲げ、貼り合わせや変形させるなどして加工を施して工事を行っていきます。板金工事は専門工事に分類されるため、工事を行う前には必ず建設業許可を取得しなければなりません。
板金工事を行うための建設業許可の取得要件
・経営業務管理責任者の条件を満たす者が常勤している
板金工事業においての経営経験が通算5年以上もしくは、他の建設工事業種での経営経験年数が通算6年以上ある場合に経営業務管理責任者になることができます。
・専門技術者の条件を満たす者が常勤している
専門技術者になれる条件は一般建設業許可と特定建設業許可によって異なり、一般建設業許可では1級建築施工管理技士の資格を有していることや指定学科を卒業後一定期間の実務経験があるなどの条件のうちのいずれかを満たしている必要があります。特定建設業許可では1級建築施工管理技士の資格を有しているか、板金工事に関する10年以上の実務経験者もしくは指定学科を卒業し板金工事の実務経験があるかつ、指導監督的な実務経験が2年以上あるなどの条件を満たさなけばなりません。
屋根工事と板金工事の違い
使用される材料が同じであっても、屋根に金属板を取り付ける工事は屋根工事に分類されます。金属薄板や瓦、ストレートなどは屋根の材料の分類であり、これら以外の屋根材で行われる屋根工事をまとめて屋根葺き工事ともいいます。つまり、板金工事も屋根工事の種類のうちの一つなのです。
板金工事の一例
・金属製の雨樋工事
雨樋工事は代表的な板金工事の一つです。近年では樹脂製品が主流となってきていますが、金属製の雨樋は樹脂製よりも耐久性が高いために神社やお寺、和風の住宅などでは現在も活用されています。
・水切り板金
水切り板金には、屋根の谷部分に取り付ける谷樋板金と屋根と外壁の取り合いの壁に取り付ける雨押え板金があります。この板金は金属屋根だけでなく瓦屋根にも取り付けられるなど、すべての屋根に使われる重要な部品といえます。
まとめ
板金工事とはどういうものなのかということや屋根工事と板金工事の違いについてお話させていただきました。板金工事は金属の薄板を加工して工作物に取り付けたり、金属製の付属物を建物に取り付けたりする工事で、雨樋工事や水切り板金などがあります。板金工事を行うには建設業許可を取得する必要があり、許可を取得するためには経営業務管理責任者や専門技術者の条件を満たす者が常勤している必要があります。板金工事は雨漏りの防止にも役立つ工事で、特に水切り板金は金属屋根だけでなくすべての屋根で施される施です。屋根工事を行う際にはどのような工事を行うべきかご自身で判断することは難しいと思います。屋根工事でお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。
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