屋根工事の工法の種類と特徴について解説!適切な施工で長持ちする住宅に
2025/03/25
こんにちは!南足柄市の屋根工事業者「杉山工業」です。
屋根は建物を雨風や紫外線から守る重要な役割を持っていますが、天候の影響を受けて徐々に劣化したり台風や地震といった自然災害を受けて損傷する場合があります。屋根が損傷を受けた場合、雨漏りなどの深刻な事態になる可能性もあるため適切な工法でメンテナンスや修繕を行う必要があります。
屋根工事の工法の種類には主に4種類があり、「屋根葺き替え工事」「屋根カバー工法」「屋根塗装」「屋根部分補修」があります。ここではそれぞれの工法の特徴やメリットやデメリットをご紹介いたしますので最適な工法を選ぶための参考にして頂ければと思います。
目次
屋根工事の工法は主に4種類
屋根葺き替え工事
屋根葺き替え工事とは既存の屋根材を全て撤去して新しい屋根材に交換する工事です。既存の屋根材を一度全て撤去するため屋根下地の状態も確認・補修が可能な点が特徴で、屋根全体を一新する事ができます。屋根の劣化が激しく下地まで影響している場合や耐震性の向上をしたい場合等に適しています。
<メリット>
- 屋根材を軽くして耐震性を上げられる
- 屋根下地から補修できる
<デメリット>
- 施工費用が最も高い
- 工期が長い
屋根カバー工法
屋根カバー工法(重ね葺き工法)とは、既存の屋根材の上から新しい屋根材を重ねて施工する方法です。屋根の撤去作業が不要で廃材もほとんど出ないため、コストを抑えつつ耐久性を向上させることができます。ただ、中にはカバー工法では対応できない屋根材がある点には注意が必要です。
<メリット>
断熱性が向上する
葺き替え工事よりも費用や工期を抑えられる
<デメリット>
- 屋根が重くなり耐震性が下がる
- 瓦屋根には施工できない
- 後々屋根下地の補修を行うのが難しくなる
屋根塗装
屋根塗装は既存の屋根材を塗装によって塗料でコーティングする工法です。形成された塗膜によって屋根材が紫外線や雨から保護され、劣化を遅らせる事ができます。屋根塗装を行う事で屋根材のメンテナンスを行う事ができ、ひび割れ等の部分的な劣化症状の補修を行う事も可能です。
<メリット>
- 美観が向上する
- 塗料で屋根材を保護できる
<デメリット>
- 塗料の保護効果を維持するには定期的な塗り替えが必要
- 屋根材自体の耐用年数は上げられない
屋根部分補修
屋根部分補修工事とは、屋根の一部分のみ修繕する工事です。例えば瓦のズレや割れ、雨漏りの原因となっている隙間などを補修します。全体的な工事が不要な場合に適しており、費用を抑えて屋根の機能を維持する事ができます。ただ不具合が出る度に部分補修を繰り返すと全体補修よりも費用がかかる場合がある点には注意が必要です。
<メリット>
- 費用や工期が短くて済む
<デメリット>
- 屋根全体の状態を改善する事はできない
- 部分補修を繰り返すとかえってコストがかかる可能性がある
まとめ
屋根工事の工法には主に「屋根葺き替え工事」「屋根カバー工法」「屋根塗装」「屋根部分補修」の4つの種類があります。それぞれの工法には特徴やメリットデメリットがあるため、屋根の状態や予算、希望に合わせて適切に選択する事が大切です。屋根は建物の寿命に大きく関わる重要な部分であり、常に紫外線や雨風に晒されるため建物の中でも劣化しやすい部分です。定期的に点検を行い必要に応じて適切な工法で工事を行う事で建物全体の資産価値を守る事にも繋がります。もし屋根に不具合を感じている場合や長期間屋根のメンテナンスを行っていない場合には専門の屋根業者に相談し、一度メンテナンスしてもらうことをおすすめします。
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杉山工業
住所 : 神奈川県南足柄市矢倉沢1311
電話番号 : 0465-25-4963
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