屋根工事を安全に進めるためには?安全帯の必要性を解説
2025/01/04
こんにちは!杉山工業です。私たちは神奈川県南足柄市に拠点を構え、屋根や外壁の改修から内装や水回りの工事まで幅広い分野を手がけることで住まい全体の快適性を向上することを目指しています。本日は屋根工事をおこなうときに安全性を保つことの必要性についてお話していきます。建設業における転落事故は多い傾向にあり、安全を確保するために適切な措置を取っておくことはとても重要になります。そのため転落制止用器具などの使用が国によって義務付けられているほどです。ここでは屋根工事を安全に進めるための方策と安全帯の必要性について解説していきます。
目次
屋根工事の作業中の危険性
屋根工事は高所での作業であることに加えて風や気象状況などの外的環境の影響を受けやすく、雨や強風によって作業の危険性が増してしまうことも多々あります。また、足場が不安定なために踏み外してしまうというリスクもあります。特にストレート屋根や瓦屋根などは非常に滑りやすく危険を伴います。そのため屋根工事をおこなう際には、しっかりと安全策を講じる必要があるのです。
安全に作業を進めるための方法
事前準備をきちんとおこなう
屋根工事をおこなう際には、まず屋根の状態を確認しておくことが重要です。屋根材によって耐久性が異なり、年数が経っている建物の場合には経年劣化によって傷んでいる場合もあります。そのため屋根の状態をしっかりと確認することはもちろん、屋根の状態によっては作業床としてみなすことが危険な場合もあるため状況に応じて作業用の床を設置する必要があります。
作業中の安全対策
作業中は、踏み外しや工具の落下などがないように十分に配慮しなければなりません。勾配のある不安定な場所を安全に移動するためには、墜落制止用器具を適切使用する必要があります。墜落制止用器具は体格にあったものを選び、使用する前に異常がないことを必ず確認するようにしましょう。また、工具などは落下することがないように持ち運びや保管方法に注意する必要があります。防網を張っておくことも落下防止策の一つです。
安全帯の必要性
安全帯とは高所で作業をおこなう場合に作業者を墜落から守るために着用する保護具のことをいい、ハーネスやランヤードなどと呼ばれています。ハーネスには胴ベルト型とフルハーネス型があり、原則としてフルハーネス型を使用することが定められています。フルハーネス型は肩ベルト、胸ベルト、腿ベルトで構成されており、背中に命綱となるランヤードを装着します。ランヤードはハーネスなどと親綱をつなぐための道具で、衝撃を緩和するためのショックアブソーバがついています。また製品によっては巻き取り機能を備えているものもあります。
安全帯の耐用年数と点検頻度
ハーネスなどは使用していくうちに紫外線の影響や摩耗によって性能が低下していきます。使用頻度や使用しているメーカーなどにもよりますが、フルハーネスは使用開始から3年、ランヤードは使用開始から2年を目安に買い替えることがおすすめです。また日頃から点検しておくことも重要なため定期的点検をおこなうようにし、一度でも大きな衝撃を受けた場合には外観に変化がなくても再使用することは避けましょう。
まとめ
屋根工事を安全に進めるための方策と安全帯の必要性についてお話させていただきました。屋根工事は高所での作業になるため、足場が不安定で外的環境の影響を受けやすく危険が伴います。そのため、安全を守るための対策をおこなっておくことは必要不可欠です。高所での作業をおこなう場合には安全帯を正しく活用し、日頃から点検を怠らないようにすることで事故を防ぐことに繋がるでしょう。
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