杉山工業

屋根工事に使われる歩掛ってどんなもの?

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屋根工事に使われる歩掛ってどんなもの?

屋根工事に使われる歩掛ってどんなもの?

2025/01/19

こんにちは!杉山工業です。私たちは屋根工事に携わって20年以上の経験を持つ熟練の屋根職人が直接屋根の状態を確認し施工することで、高品質な屋根工事サービスを南足柄市で提供しています。本日は、歩掛についてお話していきます。歩掛とは一つの作業にかかる手間を数値で表したもので、作業を数値かすることで正しい工数や手間を把握することが可能になります。ここでは、歩掛の計算方法や歩掛を活用することのメリットについて紹介していきます。

目次

    歩掛とは

    歩掛(ぶがかり)とは一つの作業にかかる手間を数値で表したもので、工事の見積もりを出す際に必要な作業となります。工事を行うときには使う材料や取り付け場所などの条件が異なるため、見積もりも一件ごと、一つの材料ごとに正しく出さなければなりません。その際に必要となるのが、必要な作業の手間を数値化した歩掛なのです。

    歩掛が必要な理由

    材料費などは「材料単価×数量」で算出することができますが工賃を含む労務費の算出は複雑で、作業の難易度や職人の熟練度によっても作業量が異なるため単純に作業時間を基準として考えることができません。そのため、歩掛が必要となってくるのです。歩掛を活用することで作業の難易度や施工方法、作業環境などの条件を加味して適正な作業量を設定することができ、適正な価格を求めることが可能になるために見積もりの明確な根拠になるのです。

    歩掛の計算方法

    歩掛から算出する作業の単位は「人工(にんく)」といい、1人工は1人の作業員が1日(8時間)でできる作業の量を表します。人工を求める時には「人工=(人数×必要作業時間)÷8時間」という計算式を使用します。たとえば作業員1人で4時間かかる場合には、(1人×4時間)÷8時間で0.5人工というように算出します。この歩掛に数量をかけ、さらに作業員の報酬単価をかけることで労務費を計算することができるのです。

    歩掛を活用するメリット

    見当違いの積算を防ぐ

    作業の手間を想像や推測で見積もってしまうと積算を大きく見誤る原因となってしまいます。特に手間の割合が大きい工種や工数が多い場合には、致命的なミスになってしまうことも考えられます。歩掛を活用することで経験のない工事であっても適正価格を大きく上回ったり、下回ってしまうなどの大幅な見当違いを回避することができるのです。また本来の適正価格を大きく上回る積算を防ぐことは、高すぎて受注できなくなるといった事態を回避することにも繋がるのです。

    赤字工事を防ぐことができる

    見積りを行う項目は膨大であるために一つずつの誤差が大きなズレとして算出されてしまい、結果的に赤字の原因となってしまうことがあります。歩掛を適切に活用することで正確な見積価格を算出することができるため、誤差を最小限に抑えて赤字を防ぐことに繋がるのです。

    顧客との信頼関係の構築に繋がる

    歩掛をもとにした根拠のある価格を明示することで、顧客との信頼関係を築くことにも繋がります。仮に以前の受注と比較したときに金額に差が生じたとしても、歩掛をもとに説明することで明確に回答することが可能になります。透明性のある価格提示を行うことで、顧客から信頼されることにも繋がるのです。

    まとめ

    歩掛の計算方法や歩掛を活用することのメリットについてお話させていただきました。歩掛は見当違いの積算を防いだり、顧客との信頼関係を築くためにも重要な役割を果たします。また作業を数値化することで必要な人員数や日数の目途をつけることも可能になり、適切なスケジュールを組むことにも役立ちます。現実的で根拠のあるスケジュールを組むことで、会社や顧客、作業員が安心して工事に臨むことにも繋がるでしょう。

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    杉山工業
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