素屋根工事とは?特徴や重要性を紹介
2025/02/23
こんにちは!杉山工業です。私たちは神奈川県南足柄市に拠点を構え、葺き替えや雨漏り補修、カバー工法を用いた屋根工事から屋根板金補修や塗装まで、屋根工事業者ならではの屋根に関する幅広い工事サービスを提供しております。本日は、素屋根工事についてお話していきます。素屋根には工事中の建物を風雨から守り、雨の日でも作業を進められるなどの効果があります。ここでは、素屋根工事の特徴や素屋根を設置することの重要性などについて紹介していきます。
目次
素屋根工事とは
素屋根工事とは修理工事中の建物を風雨から守るために仮設の屋根を設置する工事のことで、社寺仏閣や城郭建築などの工事で用いられることが多いのが特徴です。一般的な住宅では屋根材を撤去して野地板の修復を行っていくため、葺き替え工事を行ったとしても工期は1週間程度になります。そのため一般的な屋根工事を行っている時に雨が降った場合には、ブルーシートを屋根面に貼って一時的に凌ぐことがほとんどです。しかし社寺仏閣ではそうはいかないため、既存の屋根の上に仮の屋根を設置する素屋根を活用します。素屋根を設置することで風雨から建築物を守るだけでなく、雨天時でも作業を中断することなく施工できるというメリットもあるのです。
素屋根の特徴
素屋根の中は灯り取りを行えるように工夫されていたり、鬼瓦の正面から作業できるようになっているなど、作業がしやすい工夫が凝らされています。また、搬入や搬出がしやすいようにスロープなどが設置されることもあります。社寺仏閣の屋根材には大きく高価なものが使われていたり煌びやかな装飾が施されていることも多く、絶対に濡らすわけにはいかなかったり傷一つつけてはいけないというプレッシャーの中で慎重に工事を行わなければなりません。そのために作業足場を広く取るなど、素屋根の中は作業しやすい環境となっているのです。
素屋根の重要性
素屋根を組むためには費用も時間もかかりますが、その費用対効果は高いと言えます。一般的な家庭の屋根工事を行うときのようにブルーシートで保護していると養生がきちんと行えておらず高価なものを塗らしてしまったり、毎日作業終わりに養生を行い毎朝ブルーシートをめくって作業を始めるという手間がかかってしまいます。また雨が降っている時には作業を進めることができないため、工期に影響を与えてしまうことにもなります。素屋根は作業効率を高め、職人が良い仕事をするためにも必要だといえます。
素屋根を設置するときの注意点
素屋根は障害物なく天候の影響を受けずに作業を行うことができ、さまざまな屋根の角度に対応できるというメリットがありますが、コスト面の問題や工期が長引いてしまうなどの難点もあります。素屋根を組むためには、多くの材料が必要なうえに工期も長くなってしまうため、費用がかかってきてしまいます。また改修工事中は建物が素屋根に覆われてしまうため、工事が終了するまでは参拝者は建物を見ることができないことは理解しておくと良いでしょう。
まとめ
素屋根工事の特徴や素屋根を設置することの重要性などについてお話させていただきました。素屋根工事は修理工事中の建物を風雨から守る役割を担い、雨の日でも作業を行うことができるという特徴を持っています。また素屋根の中は作業を行いやすいようにさまざまな工夫がされており、仕事の質を高めるという効果もあるのです。素屋根を組むためには多くの材料が必要な上に工期も長くなってしまうために費用が高くなってしまいますが、高価な資材や建物を守るためには欠かすことのできないものだと言えるでしょう。
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