屋根工事で板金を選ぶなら?特徴や費用を解説
2025/10/31
こんにちは!杉山工業です。私たちは神奈川県南足柄市に拠点を構え、屋根の板金工事からカバー工法、屋根の葺き替えや屋根塗装など、屋根に関する幅広いサービスをご提供しております。本日は、屋根工事の板金についてお話していきます。屋根の工事を考えたとき、「板金屋根ってどうなんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?金属製の屋根は見た目がスタイリッシュで耐久性もある反面、「音がうるさいのでは?」「費用はどれくらいかかるの?」といった不安の声も少なくありません。この記事では、屋根工事を専門とする私たちの視点から、板金屋根の特徴やメリット・デメリット、費用の目安、工事のタイミングやメンテナンス方法まで、初めての方にもわかりやすく丁寧にご紹介していきます。
目次
板金屋根とは
板金屋根とは、主に金属の板を使って屋根材として施工するタイプの屋根のことです。使用される素材はさまざまですが、もっとも一般的なのが「ガルバリウム鋼板」です。この素材は軽量でありながら高い耐久性を誇り、現代住宅でよく採用されています。ほかにも、トタンと呼ばれる亜鉛めっき鋼板は、比較的安価で施工しやすい一方でサビに注意が必要です。また、銅板は価格こそ高いものの、非常に長持ちし、美しい経年変化が楽しめる素材として、神社仏閣などにも用いられています。当社では、棟板金や谷板金といった板金の使用もしています。
板金屋根のメリット
板金屋根にはさまざまなメリットがあります。まず、金属製で非常に軽量であるため、建物にかかる負担が少なく、特に地震の多い地域では耐震性を高める効果も期待できます。また、素材の特性として高い耐久性があり、適切なメンテナンスを行えば、20年から30年以上にわたって使用できることもあります。さらに、金属板を使用する構造上、継ぎ目が少なく雨水が侵入しにくいため、雨漏りのリスクが低減されるのも特徴です。加えて、施工期間が比較的短く、工事がスムーズに進むことも利点のひとつです。
板金屋根のデメリット
一方で、板金屋根にはいくつかのデメリットも存在します。代表的なのは断熱性や遮音性が低いことです。金属は熱を伝えやすく、夏場は屋根が熱くなりやすいため、室内の温度が上昇しやすくなります。また、雨が降ったときの音が気になるという声もあります。そのため、遮音材や断熱材を追加で施工するケースも少なくありません。さらに、金属の特性上、表面に傷がついたりサビが発生したりすることがあるため、長持ちさせるには定期的な点検とメンテナンスが重要になります。
板金屋根の工事費用
板金屋根の工事費用は、選ぶ素材や建物の構造によって異なりますが、目安となる単価があります。たとえば、現在主流のガルバリウム鋼板であれば、1平方メートルあたり7,000円〜10,000円程度が相場です。比較的安価なトタンであれば、5,000円〜8,000円程度とされます。一方、高級素材である銅板の場合は、15,000円以上になることもあります。これらに加えて、足場代や既存屋根の撤去費用、下地の補修や断熱材の追加施工が必要な場合は別途費用が発生します。一般的な戸建て住宅(100㎡程度)で見積もると、総額70万円〜150万円前後が目安となります。
工事を行うタイミング
板金屋根の工事を検討するタイミングとしては、いくつかのポイントがあります。まず、築年数が20年以上経過している場合は、屋根材や下地の劣化が進んでいる可能性があるため、工事を検討するべき時期と言えます。また、実際に雨漏りが発生している、サビや穴あきが目立つ、屋根材が浮いていたり剥がれていたりするといった状況も、工事を急ぐべきサインです。さらに、瓦屋根など重たい屋根材から軽量な板金屋根への葺き替えを検討している場合も、建物の耐震性を高めるうえでよいタイミングとなります。
板金屋根の耐用年数とメンテナンス方法
板金屋根は耐久性のある素材ですが、長く使用するためには定期的なメンテナンスが不可欠です。たとえば、表面の塗装が劣化してくると防サビ効果が弱まるため、10年〜15年ごとに塗装の塗り替えを検討することが望ましいとされています。また、屋根材の継ぎ目や端部に施されているコーキング(シーリング材)がひび割れを起こすと、そこから雨水が侵入する可能性があるため、定期的な点検と補修が必要です。加えて、落ち葉やゴミが屋根の谷部や雨樋にたまることで排水が滞り、結果的に雨漏りを引き起こすこともあるため、日常的な清掃や目視確認も重要です。これらを適切に行えば、ガルバリウム鋼板では20年〜30年、銅板では50年以上の耐用年数を実現することも可能です。
板金屋根が向いている家
板金屋根は、特に地震が多い地域の住宅に適しています。軽量なため建物全体の負担を抑えられ、耐震性能の向上が期待できます。また、現代的でシンプルな外観デザインとの相性が良く、スッキリとした印象を求める住宅にも適しています。さらに、すでに築年数の経っている建物でも、既存の屋根の上に板金をかぶせる「カバー工法」によって工事を行えるため、コストを抑えつつリフォームをしたい方にもおすすめです。ただし、断熱性や防音性を重視する方は、屋根材と併せて断熱材や遮音材の導入も検討するとよいでしょう。当社でも、屋根の状況に応じてカバー工法を行っております。
まとめ
板金屋根は、軽量・高耐久・施工性の高さといった多くのメリットがある反面、防音・断熱面では工夫が必要な素材です。自宅に適しているかどうかは、現在の屋根の状態や立地条件によっても変わります。屋根は建物全体を守る重要な部分です。雨漏りや劣化が気になる方は、まずは屋根の無料点検から始めてみてはいかがでしょうか。当社では、点検からお見積もり、ご提案まで丁寧に対応しております。お気軽にご相談ください。
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杉山工業
住所 : 神奈川県南足柄市矢倉沢1311
電話番号 : 0465-25-4963
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